oxox

日記など
<< March 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
RECOMMEND
イエロー・サブマリン航海記 ビートルズ・アニメーション全記録
イエロー・サブマリン航海記 ビートルズ・アニメーション全記録 (JUGEMレビュー »)
ロバート・R. ヒエロニムス, Robert R. Hieronimus, 清川 幸美
CATEGORIES
RECENT COMMENT
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
地下室と花




数ある自分の中の大切な一つ。

5年前のとある地下室で私は「ブラックホール」に迷い込んだ。
そこは真っ暗で、少し埃っぽくただ爆音だけが鳴り続ける空間。
スポットライトがひとつ。
太陽とは無縁の時空間。
幾度かそこに通い続けた後に、私はこう思った。


   ここにきて
   身体で感じるという意味を
   深く深く教わって
   感じることの本当の意味は
   言葉では説明できないことなんだとわかった

   だから説明できないけど
   状況描写なんてうすっぺらいものでもなくて
   そこにある空気だけで気が昇り
   そこで生まれ続ける空気にただただ驚く

   (中略)

   たしかあの頃こう書いた
   「ことばによってたしかにあらわせないなにかをもとめている」と
   「胡散臭さ」への潔癖から「何か」を探し出した私が見つけた「何か」は
   とてもとてもきれいで…とてもとても眩しくて…
   でもちょっと壊れてて…危なっかしい。

   (以下略)


音に彩られたブラックシアターで
DJの繋ぐ音が信じられない程私の中でストーリーになっていく。
一つのものが、全く別の視点の解釈で繋がってていくことで
こんなにも新しい意味になっていく。
発する側、受ける側のひとりひとりの「解釈」は
何にも縛られること無く、自由に持ち合わせて
それぞれのフィルターは別々なのにも関わらず
極論の部分で一つにまとまる瞬間を何度も体験して。
私はその現象に毎回新しい衝撃を受け続けた。

自分以外の表現を目の前にすることで
私の中にある何かが、すっと出てきて回転して
色んな解釈と共にまたすっと戻ってくる。
思いがけない速度や次元で。

その事は私にとって重大で
その理由を考えれば考えるほど
自分の絵は自分の色になっていく気がした。

私は確信して
地下室から離れた日常でも、その現象の意味を
脳のどこかで身体のどこかで感じ続けた。
記念日には花を買った。


今年のサクラが散る頃に、その地下室は閉鎖した。
数年前とほとんど同じ顔ぶれを、私は遠くから見て勝手に嬉しくなった。
5年前にその地下室で出会った女の子が
「みどりちゃん、自分の感性に素直になってるでしょ?」
と、笑ってくれてワインをくれた。
何か深いところで繋がった気がした。


数年の間で起きた事、
変わった事も、変わってない事も、誤解も、理解も、
十把一絡げに走馬灯のように流れていって、全て美しくみえて
何故かとてもすがすがしい気分になったのです。
その感覚は、私にとって卒業式にも似ていて
これから新しい何かが始まるんだという希望が一つ宿ったようにも思えて。




だけどこのことが「成長」という2文字で片付けられるということに気づいて、
やっぱり言葉は薄情だなと思って、なんか笑えて、
それが昔に書いたその文と変わっていなくて、もっと笑えた。
だけど大きく違うのは、その頃私が切望していた
「ことばによってたしかにあらわせないなにか」
に対して、理解と信頼ができた事。

千葉、横浜、大阪、東京、全国でそんなパーティーに出会って
私を動かしてくれた。
思いのこもったものは人を感動させる。
そんな単純なことを教えてくれる出来事。
これからも色んなかたちや場所で連鎖していく未来。



FUTURE TERROR




techtech


彼は一歩ずつ違う顔をみせるという
幅広く揃えた知識の棚は
彼の頭そのものだから
彼の横幅はざっと15.2メートルあるという

歩くスピードはここでいう「のっそりのっそり」
喋る言葉はどこの国の言葉でもない

そんな彼が驚いたのだという
全ての本を棚から調べ直しても
どこにも載っていないということで
彼は相当ショックだったらしい。

そして彼は彼自身の棚に火をつけたらしい
その炎は
言葉で表せないほどのものだったらしい
約22ヶ月間燃え続けたらしい

原因はヘッドバンキングだったらしい

そんな彼が今回一冊の本になるらしい
乞うご期待
世界中の美しい色を全て集めた幻想
3年前に、インドのラジャスタン地方、ジョドプールという街で、
「世界中の美しい色を集めたような場所」に導かれたことがある。
敢えて「導かれた」と、スピッった発言をするが、本当にこの言葉以外しっくりと来ない。
というのも、本来この街には行く予定がなく、そのずっと奥の砂漠の街に向かうつもりだったのだが、
直通列車が満席でとれなかったので、2回に分けて乗り継ぐ形となった。
その乗り継ぎ位置が「ジョドプル」であったのだ。
この街はシヴァ信仰が強く、街中の建物がシヴァブルーに染められている。
屋上のテラスがカフェというのが多いらしく、空には凧があがり、街の奥には城がみえる。

夕方、街を探索しにバザールの時計台目指して歩く。
宗教画チラシなどを買いあさっていると、遠くから歌声のような、音が聞こえた。
その音に誘われて奥の奥へいくと、洞窟のような入り口があった。
どうやらそこから聞こえているらしい。
しかも、これは相当なエネルギーを放ち大勢が大声で合唱している宗教歌だということが判明。
こもって響きわたる洞窟の中は乳白色の世界で、
汗だくのインド人が老若男女問わず、祭壇にむかって大合唱。
その祭壇は、分かりやすく言えばディズニーランドのイッツアモールワールドを
30年放置した後に拭いてみた感じのもので、日本の仏像のような崇高なクオリティではない。
でも、その神と私の間に立ちはだかる柵が、そして洞窟のようなあの場所が、
人々の汗だくのエナジーが、その神の崇高さを一億倍にも増して輝いてみえた。
脳内革命。
清潔さとはかけ離れた美しさ。ドブネズミとはかけ離れた美しさ。
プラスチックのような大理石のような乳白色の神に飾られた、
チープなピンク色の何かと、キラキラした安い宝石。
最も宇宙に近い場所。
自分の中の「美しいもの」がきちんと更新された一瞬。
頭の中がぐるぐるした。
色んなものが弾けとんだ。
もしあの時列車がとれていたら、私は何を「美しいもの」のとして記憶しているだろう。

(C) 2019 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.