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世界中の美しい色を全て集めた幻想
3年前に、インドのラジャスタン地方、ジョドプールという街で、
「世界中の美しい色を集めたような場所」に導かれたことがある。
敢えて「導かれた」と、スピッった発言をするが、本当にこの言葉以外しっくりと来ない。
というのも、本来この街には行く予定がなく、そのずっと奥の砂漠の街に向かうつもりだったのだが、
直通列車が満席でとれなかったので、2回に分けて乗り継ぐ形となった。
その乗り継ぎ位置が「ジョドプル」であったのだ。
この街はシヴァ信仰が強く、街中の建物がシヴァブルーに染められている。
屋上のテラスがカフェというのが多いらしく、空には凧があがり、街の奥には城がみえる。

夕方、街を探索しにバザールの時計台目指して歩く。
宗教画チラシなどを買いあさっていると、遠くから歌声のような、音が聞こえた。
その音に誘われて奥の奥へいくと、洞窟のような入り口があった。
どうやらそこから聞こえているらしい。
しかも、これは相当なエネルギーを放ち大勢が大声で合唱している宗教歌だということが判明。
こもって響きわたる洞窟の中は乳白色の世界で、
汗だくのインド人が老若男女問わず、祭壇にむかって大合唱。
その祭壇は、分かりやすく言えばディズニーランドのイッツアモールワールドを
30年放置した後に拭いてみた感じのもので、日本の仏像のような崇高なクオリティではない。
でも、その神と私の間に立ちはだかる柵が、そして洞窟のようなあの場所が、
人々の汗だくのエナジーが、その神の崇高さを一億倍にも増して輝いてみえた。
脳内革命。
清潔さとはかけ離れた美しさ。ドブネズミとはかけ離れた美しさ。
プラスチックのような大理石のような乳白色の神に飾られた、
チープなピンク色の何かと、キラキラした安い宝石。
最も宇宙に近い場所。
自分の中の「美しいもの」がきちんと更新された一瞬。
頭の中がぐるぐるした。
色んなものが弾けとんだ。
もしあの時列車がとれていたら、私は何を「美しいもの」のとして記憶しているだろう。

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